朝から涙が止まらない

おはようございます。

1月17日、

阪神淡路大震災犠牲者追悼の日、復興祈念の日。

 

30年経っても同じもの変わったものがあるのだと思う。

 

同じなのは、

失った人々は

帰らないということ。

 

私の生徒の人生も、

その瞬間に終わった。

 

亡くなった一人の生徒の友人、

太陽くんは、

発達段階的にピュアさを

残したままの生徒だったのだけど、

「会いに行ってあげて」と、

電話をくれた。

☆ 

 

真っ暗な道を

駆けつけた体育館には、

たくさんのご遺体が安置されていた。

 

今思えばありえない光景だけど、

当時は、あちこちの体育館や学校で、

見られた光景だった。

 

その時の私は、

現実感がなかった。

 

人間の持っている防衛反応

だったんだなあと思う。

 

阪神御影駅の高架下に

電車が置かれていたけど、

驚きもしなかったし。

 

☆ 

 

歩いて歩いて三宮からバスに乗っても、

渋滞で、いつ御影に着くかもわからないバスの中でかかっていたのは、

中島みゆきさんの「時代」だった。

 

泣けて泣けて仕方なかったな。

 

泣きながら過ごした日々だった。

 

☆ 

 

 

亡くなった生徒の他の一人の子との思い出は、

数年前に書いた。

 

今日は、体育館で対面した

あの子。

大人しくて、

いつも人の後ろに隠れて、

ニコニコとこっちを見ていた。

 

忘れてないよ。

あなたの笑顔と、

その控えめな感じ。

教師としての

温かい気持ちを育ててもらったよ。

ありがとう。 

 

 

また会おうね。

いつか宙(そら)の上で。

 

☆ 

 

それまで、見ていてね。

ちゃんと生きられているかな、

私。

 

生かされた方に

なったのだから、

しっかり生きるね。

 

 

 

宙で見守ってくれている、

待ってくれている

全てのあなたに、

 

合掌

 

この日、 

命や人生について、

考えさせていただいて、 

ありがとうございます。

 

これからも忘れない。

心に痛みを持って、

それでも生きていく。